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令和4年12月議会質問要約【4】可燃ごみ戸別収集

【渡部議員】
 令和4年10月から可燃ごみ戸別収集の対象地区が拡大した。地域の方々からは「集積場所まで運ばなくてよい」、「道路上にごみ集積所がなくなり景観が良くなった」などの肯定的な声が聞かれた。
 一方で、ある自治会ではカラス避け対策の折りたたみ式ごみネットを購入したが、すぐに戸別収集が始まり、不要となってしまったという声もあった。戸別収集のスケジュールを予め示していれば、余計な出費は避けられたはずである。
 そこで、以下伺う。
①戸別収集の目的と効果
②個別収集対象地区の選定方法
⓷今後の拡大スケジュール。
④戸別収集に伴う有料化はないのか。

○戸別収集の目的と効果
(環境部長)
 目的は3つあり、1つは社会情勢の変化への対応で、効果としては、集積所までごみを運ぶ必要がないことから、高齢世帯や子育て世帯など、ごみ出しの手間が省けることである。2つ目は、ごみの排出状況の改善である。効果としては、自宅の前にごみを出すことでの責任の明確化による減量化・資源化の推進が図れることである。3つ目は、景観・安全面の改善で、効果としては、路上の集積場がなくなることにより、景観や通行に対する安全面の向上が期待されることである。

○戸別収集対象地区の選定方法
(環境部長)
 戸別収集は集積所収集と比較すると、走行距離や収集時間が長くなる。また、住宅密集度や道路幅員、焼却場である環境事業センターとの距離などの地理的要因も影響してくる。一日に収集するごみ量は決まっているので、それに対応した収集体制を確立することが必要である。
 戸別収集の対象地区は、このような点を参考に、排出される可燃ごみを安全かつ確実に収集できるよう、総合的に判断して選定している。

○今後のスケジュール
(環境部長)
 可燃ごみの戸別収集は、令和元年10月から令和3年3月まで夕陽丘、立野町、大神地区の一部で社会実験を行った。
 令和3年4月から社会実験を行った地区を本格実施し、同年10月に夕陽丘全域と立野町全域、追分地区を拡大した。また、令和4年10月から港地区全域、浅間町、宮松町、田村地区全域、大神地区全域に拡大している。
 今後も可燃ごみの戸別収集を拡大するため、車両、作業員、ごみ量などの継続的なモニタリングを行い、確実に収集できる体制を確立し、段階的に拡大していく。

○戸別収集に伴う有料化はないのか
(環境部長)
 戸別収集をするための有料化は想定していない。

*** 再質問 ***

【渡部議員】
 今後の拡大スケジュールというのを伺ったが、社会情勢を注視しながら段階的に拡大していくということだったが、これは元々青写真を描いていなければ進めることもできないと思う。もう少し具体的にスケジュールを教えてもらうことはできないか。

(環境部長)
 可燃ごみの戸別収集の拡大スケジュールをもう少し具体的にというような質問だった。
確かにこのぐらいの時期という目安を示した方がいいのかもしれないが、なかなかやはり確実に収集する、ごみの処理はなかなか、急に変えることもできないし、日々のことであるので、確実に収集できるところを見据えながら、拡大していきたいと思っているので、このような回答にさせてもらっている。

【渡部議員】
 今、部長が言ったように、周知した方が市民に対してメリットが大きいのではないかと思う。もちろん、一部の遅れた場合とかの批判というのも考えられることは想定でるが、それについても、遅れる場合もありますとただし書きをして、スケジュールを出していってもらいたい思う。
 スケジュールを出すに当たって、今、民間ではそれこそ作業員がなかなか確保できないとか、半導体がない関係でパッカー車が準備できないといった声も聞いているが、それによって、この戸別収集の拡大スケジュールに遅れ等は発生しないのか伺う。

(環境部長)
 可燃ごみの戸別収集のスケジュールが、社会的な状況によって遅れないのかというような質問だったかと思うが、まさに、そういうところが我々も不透明なところではあるので、人の確保ができるのかとか、車両の台数がきちんと確保できるのか、そういうところを、確実にステップを踏みながら拡大について検討していっているものである。

【渡部議員】
 現状では最終的なゴールというか、いつまでにやりますということは答弁できないということか。

(環境部長)
 最終的なゴールはいつなのかというような質問だった。
 確かに最終的なゴールというところは、今現在、きちんと持ってはいない。

【渡部議員】
 戸別収集に伴う有料化ないということだったが、ごみの減量化など、何らかの理由で有料化することはないのか。

(環境部長)
 今後も有料化はないのかというような質問だったかと思う。

有料かについては、国が今年の3月に「一般廃棄物処理有料化の手引き」という冊子を改定している。この中で、有料化については、廃棄物の発生抑制や再生利用などによる資源循環の推進のために有効なツールであり、国民の行動変容を促すことが可能であるとしている。国全体の施策の方針として、このようなものを推進しているので、本市としてはこのような国の動向や、他市の事例などを参考に研究していきたいと考えている。

【渡部議員】

 そもそもごみの減量化というがが、今後人口が減っていけば、ごみの量は自然と減っていくと思う。それについてはどのように図っていくのか。

(環境部長)

 ごみの減量化をどのように把握していくのかというような質問だったかと思う。
 確かに人口が減っていけば、排出するごみの量、出す人が減っていくということで、ごみは減っていくと思う。私どもとしては、1人1日当たり、ごみの量を減らしていくというような減量化を目指しているので、市民が1日に出すごみの量というところに着目して減量化を進めていくものというふうに考えている。

【渡部議員】
 県の「令和2年度一般廃棄物処理事業の概要」によると、県内の7市11町で有料化されており、ごみ有料化というのは時代の流れでいたしかたないと思います。しかし、指定袋の価格は鎌倉・藤沢・逗子・海老名は同価格だが、市民から高すぎるという声もあるようである。
 もし有料化するとしても、ただ近隣の自治体に合わせるのではなく、実態に合わせて価格を検討したいと思うが、少し先の話になってしまうが見解があれば伺う。

(環境部長)
 他市の事例で、有料化の、ごみの袋の金額の件ということだが、まだ本市としては有料化というような議論には入っていないので、意見として承りたいと考えている。

【渡部議員】

 それではもう一つ要望なるが、ごみの減量化というのが目的の一つであるならば、戸別収集が始まって改めてごみの減量化への意識が高まっている今、平成29年度まで行っていた家庭用電動生ごみ処理機購入補助制度というのを復活することはできないか。

(環境部長)
 本市では平成12年に家庭用の電動生ごみ処理機の購入助成制度を導入した。平成28年度に、一定の効果があったものという形でこの助成を終了させている。
 近年、さまざまな生活スタイルとか、ごみの減量の用品なんかもあると思うので、他市の状況などを含め、その状況の把握に努めていきたいというふうに考えている。

【渡部議員】
 他市の状況把握ということを今言っていたが、県内で何らかの助成金の制度を設けていないのは19市のうち平塚市を含む6市、横浜市、小田原市、逗子市、三浦市、南足柄市と平塚市の6市だけである。神奈川県そしてほかの、それこそ都道府県を見ても、かなりの自治体がこういった助成制度をしている。平塚市は、かなり先見性の目があって、早くから始めきいたのではないかと思うが、これ、今だと思う。それこそいろいろな生ごみ処理機とかが企業が努力して作っている。だからこそ、市民側も意識が高まっているところであるから、こういった補助の復活をお願いしたいと思うが、再度伺う。

(環境部長)
 家庭用の生ごみ処理機の制度を復活できないかというような再度の質問だった。
 先ほどの答弁とも重なってしまうが、ごみの減量施策については、さまざまなやり方があるかと思うので、それらの研究をしながら状況の把握に努めていきたいというふうに考えている。

【渡部議員】
 少し質問を変える。この質問をするに当たって近隣の方にまた話を少し聞いた。その中で、可燃ごみを未だにビニール袋のまま出していたりとか、それからプラクルなどの集積場所に出してしまったことによって、カラスに荒らされる被害というのが後を絶たないそうである。これまでどのよう周知方法というのを行ってきたのか。

(環境部長)
 可燃ごみの周知方法、排出の方法というようなことかと思う。
 できるだけステーションの収集だと、多くのゴミが置かれてしまうので、カラス被害、動物の被害などがあるような場合は、例えば、網をかけるであるとか、ちょっと自衛の措置をお願いするようなことで、その網をステーションの方に渡したりとか、そういうようなことをさせてもらっている。

【渡部議員】
 ホームページ等で、確かにネットを配布するとかいうことをしているのは知っているが、おそらく市民の皆さんはそれを知らない。なので、ビニール袋のままポンとおいて、それが自分の家の前じゃない所に置いているのかもしれないが、それがカラスに荒らされて、散らばって、近くの方が片付けているというような状況もある。
 おそらく、この可燃ごみの戸別収集になったということが、集合住宅の方とかというのは、あんまりわかってないのではないかなと思う。張り紙をしたりとか、個別にチラシを配ったりというのは知っているが、それを一回やった切りで、その後は何も周知がない。そして、一向に、プラクルとかのごみの所に出す人もいる。こんな状況変わっていない。再度周知とかする必要があると思うがどうか。

(環境部長)
 ごみの排出について、徹底されてないところがあるのではないかというような質問だったかと思う。
 もしそのような状況があったら、私どもの方からまた再度周知なりをさせてもらうのと同時に、集合住宅のような方の大家さんなどと協力しながら、その点は改善していきたいというふうに考えている。

※議会事務局作成のため、誤字脱字がありましたらご容赦ください。

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